- 69 名前：ガヤ ◆j/WWhy1z.Y ：05/02/20 00:16:11 ID:MYiIit1W
- 取り立てて、驚くほどの事ではなかったかも知れない。
┳┳┳┳┳
┻┻┻┻┻ ‖￣‖
｜＿＿＿＿ ミ, ,ﾟДﾟ彡
,/ (ﾐ ヽ／ﾐ)
￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣ ∧＿∧ ￣∧∧
（ ´ ） （ﾟ ）
￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣（ つ￣ ｜ ＼
( ´ ヽ ( )
⊂⊃ ⊂⊃ ⊂⊃ ⊂⊃ ⊂⊃Ｊ⊂⊃し⊂⊃
┃┃ ┃┃ ┃┃ ┃┃ ┃┃ ┃┃ ┃┃
|＼
／￣￣￣ ￣￣￣￣
| ふざけるなよ！
| 誰がそんな事してくれなんて頼んだ？
＼＿＿＿＿＿＿＿＿
- 70 名前：ガヤ ◆j/WWhy1z.Y ：05/02/20 00:19:42 ID:MYiIit1W
- それでも。
／￣￣￣￣￣￣￣￣
| そんな・・・
| モナは良かれと思って・・・
┳┳┳┳ ＼
┻┻┻┻┻ ‖￣‖￣￣￣|／￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣
｜＿＿＿＿ ミ, ,ﾟДﾟ彡
,/ (ﾐ ヽ／ﾐ
￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣ ∧＿∧ ▼∧∧
（ ´ ） （ﾟ ）
￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣（ つ￣ ｜ ＼
( ´ ヽ ( )
⊂⊃ ⊂⊃ ⊂⊃ ⊂⊃ ⊂⊃Ｊ⊂⊃し⊂⊃
┃┃ ┃┃ ┃┃ ┃┃ ┃┃ ┃┃ ┃┃
|＼
／￣￣￣ ￣￣￣￣
| 余計なお世話だ！
＼＿＿＿＿＿＿＿＿
- 71 名前：ガヤ ◆j/WWhy1z.Y ：05/02/20 00:23:15 ID:MYiIit1W
- 僕は悲しかった。
‖￣‖
（ ´Д｀）
と と ）
Ｙ 人 ヽ
（＿） し
- 72 名前：ガヤ ◆j/WWhy1z.Y ：05/02/20 00:28:25 ID:MYiIit1W
- 店でお客が言い争ってる事がじゃない。
その言い争いの先が見えてしまったから。
／￣￣￣￣￣￣￣￣
| でもこのままじゃきっと状況は悪くなるだけだモナ！
| だからモナは・・・
┳┳┳┳ ＼
┻┻┻┻┻ ‖￣‖￣￣￣|／￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣
｜＿＿＿＿ ミ, ,ﾟДﾟ彡
,/ (ﾐ ヽ／ﾐ
￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣ ∧＿∧ ∧∧
（ ´ ） （ﾟ# ）
￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣（ つ￣ ｜ ＼
( ´ ヽ ( )
⊂⊃ ⊂⊃ ⊂⊃ ⊂⊃ ⊂⊃Ｊ⊂⊃し⊂⊃
┃┃ ┃┃ ┃┃ ┃┃ ┃┃ ┃┃ ┃┃
|＼
／￣￣￣ ￣￣￣￣
| だから勝手に、俺に相談もしないでやったのか？
＼＿＿＿＿＿＿＿＿
- 73 名前：ガヤ ◆j/WWhy1z.Y ：05/02/20 00:29:25 ID:MYiIit1W
「糞喰らえだ！」
- 74 名前：ガヤ ◆j/WWhy1z.Y ：05/02/20 00:31:30 ID:MYiIit1W
- ああ。
ああ。
ﾊﾞﾀﾝ
┳┳┳┳┳
┻┻┻┻┻ ‖￣‖
｜＿＿＿＿ ミ, ,ﾟДﾟ彡
,/ (ﾐ ヽ／ﾐ)
￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣ ∧＿∧ ￣￣￣￣
（ ´ ）
￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣（ つ￣￣￣￣
( ´ ヽ
⊂⊃ ⊂⊃ ⊂⊃ ⊂⊃ ⊂⊃Ｊ⊂⊃ ⊂⊃
┃┃ ┃┃ ┃┃ ┃┃ ┃┃ ┃┃ ┃┃
- 75 名前：ガヤ ◆j/WWhy1z.Y ：05/02/20 00:32:57 ID:MYiIit1W
- 僕は、悲しい。
┳┳┳┳┳
┻┻┻┻┻ ‖￣‖
｜＿＿＿＿ ミ, ,‐Д‐彡
,/ (ﾐ ヽ／ﾐ)
￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣ ∧＿∧ ￣￣￣￣
（ ´ ）
￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣（ つ￣￣￣￣
( ´ ヽ
⊂⊃ ⊂⊃ ⊂⊃ ⊂⊃ ⊂⊃Ｊ⊂⊃ ⊂⊃
┃┃ ┃┃ ┃┃ ┃┃ ┃┃ ┃┃ ┃┃
- 76 名前：ガヤ ◆j/WWhy1z.Y ：05/02/20 00:36:18 ID:MYiIit1W
- 午前２時、業務終了。
┳┳┳┳┳
┻┻┻┻┻ ‖￣‖ ‖￣‖
｜＿＿＿＿｜ミ, ,ﾟДﾟ彡 （´Д｀ ） ／￣￣￣￣￣￣￣
,/ (ﾐ ヽ／ﾐ) （ ヽ／ ） ＜ ・・・・・親方。
￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣＼＿＿＿＿＿＿＿
￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣
⊂⊃ ⊂⊃ ⊂⊃ ⊂⊃ ⊂⊃ ⊂⊃ ⊂⊃
┃┃ ┃┃ ┃┃ ┃┃ ┃┃ ┃┃ ┃┃
- 77 名前：ガヤ ◆j/WWhy1z.Y ：05/02/20 00:38:45 ID:MYiIit1W
┳┳┳┳┳
┻┻┻┻┻ ‖￣‖ ‖￣‖
｜＿＿＿＿｜ミ, ,ﾟДﾟ彡 （´Д｀ ） ／￣￣￣￣￣￣￣
,/ (ﾐ ヽ／ﾐ) （ ヽ／ ） ＜ さっきのお客、どうなるでしょうね・・・
￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣＼＿＿＿＿＿＿＿
￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣
⊂⊃ ⊂⊃ ⊂⊃ ⊂⊃ ⊂⊃ ⊂⊃ ⊂⊃
┃┃ ┃┃ ┃┃ ┃┃ ┃┃ ┃┃ ┃┃
- 78 名前：ガヤ ◆j/WWhy1z.Y ：05/02/20 00:42:34 ID:MYiIit1W
- 「さあなあ・・・客の問題は客同士で解決してもらうしかねえからな・・・」
そう答えた親方の横顔は、とても寂しげだった。
┳┳┳┳┳
┻┻┻┻┻ ‖￣‖
｜＿＿＿＿ ミ, ,‐Д‐彡
,/ (ﾐ ヽ／ﾐ)
￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣ ∧＿∧ ￣￣￣￣
（ ´ ）
￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣（ つ￣￣￣￣
( ´ ヽ
- 80 名前：ガヤ ◆j/WWhy1z.Y ：05/02/20 00:45:37 ID:MYiIit1W
- ＿＿＿＿
∧＿∧ ｜＼ ＼
（ ´Д｀） ｜ ｜￣￣￣｜
と つ ｜ ｜ﾃﾚﾋﾞ ｜
（⌒）〜（⌒） ｜￣｜￣￣￣｜
￣ ￣ ｜ ｜ ｜
￣￣￣￣￣￣
寿司屋に限らず、全てのお店はお客に楽しんでもらう為にある。
だから、お客が悲しいと僕も悲しい。
- 81 名前：ガヤ ◆j/WWhy1z.Y ：05/02/20 00:51:10 ID:MYiIit1W
- 「全てのお客が喜んでくれる店」なんていうのは僕の幻想かもしれない。
でもそうありたいと願っている。
┳┳┳┳┳ ｶﾞﾁｬ
┻┻┻┻┻ ‖￣‖ ‖￣‖
｜＿＿＿＿ ミ, ,ﾟДﾟ彡 （ ´∀｀）
,/ (ﾐ ヽ／ﾐ) （ ヽ／ ）
￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣
￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣
⊂⊃ ⊂⊃ ⊂⊃ ⊂⊃ ⊂⊃ ⊂⊃ ⊂⊃
┃┃ ┃┃ ┃┃ ┃┃ ┃┃ ┃┃ ┃┃
だから僕はあの店で働くのです。
|